自治体 | 長野県小諸市 |
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氏名 | 小泉 俊博(TOSHIHIRO KOIZUMI) |
生年月日 | 1963年4月18日 |
出身地 | 小諸市 |
本事業開始日 | 2020年7月 |
小諸市でも近年、通常のふるさと納税に力を入れ始め、多くの寄附をいただいております。数ある自治体の中から小諸市に興味をもって応援いただけることは非常に嬉しく感じております。
楽器寄附ふるさと納税でも数ある学校の中から小諸市の学校を選んでいただいているということ、また返礼品がないということからも「応援をしたい」という気持ちをより強く感じています。まさにこれは関係人口という範疇に足を踏み入れてくださった方々で、この出会いをきっかけに今後もつながりを強めていきたいと考えています。
小諸市は宿場町として栄え、昔から多くの芸術家が集まるまちでした。
明治時代には小諸義塾に「島崎藤村」が赴任し、小諸市で数多くの作品を執筆しています。戦時~戦後には俳人の「高浜虚子」、上を向いて歩こうの作詞家「永六輔」・作曲家の「小林亜聖」などが小諸市に疎開してきました。また、洋画家として有名な「小山敬三」や日本画家の「白鳥映雪」は小諸市出身であったりと、文化的なまちとして歩んできた歴史があります。
近年では県内唯一の音楽科がある小諸高校に、音楽に素養のある子供たちが集まり、毎年音楽家を目指す若者を多く輩出し、小中学校の吹奏楽部や合唱部は全国大会で日本一になるなど素晴らしい成績を収めています。
元々あった文化的なまちに音楽が加わることで総合芸術のまちになるわけです。文学・絵画・音楽が揃っているまちというのは、地方都市では珍しいと思います。
また、楽器寄附ふるさと納税を通じて、感動したり、新しいつながりができたりと、音楽が持っている力というのは、すごいと思います。
経済的に豊かになるまちというのも重要かもしれませんが、音楽があふれることで豊かになるまちを目指すことも重要だと思い「音楽のまち・こもろ」を掲げることにしました。
今年で4年目になりますが、毎年作曲コンクールを行っています。学生を対象として、夕方の防災無線のチャイムの音楽を作曲してもらいます。グランプリ作品は1年間17時のチャイムとして実際に使用します。子供たちも自分の曲が流れることをすごく喜んでいて、1つの目標にもなっています。
また、音楽のまちを掲げる前から行っていますが、小諸高校音楽科を卒業したプロの音楽家の方に、小学校で40分の音楽授業を行っていただいています。声楽家・ピアノ・チェロ・フルートなどの奏者の演奏を生で聞いて、プロの音楽に触れてもらうことで子供たちになにか刺激になれば良いと思い、行っています。実際にプロの演奏を見る子供たちの目は真剣そのものです。
1年程前から毎月、プレミアムフライデーに市内のホールで学生・サークル・プロの方々による30分くらいのコンサートも行っています。普段なかなか直接聞く機会がない津軽三味線の演奏が行われることもあります。
最近では消防音楽隊のコンサートも満席になるなど、少しずつ市民の方皆様も音楽に関心をもっていただいて、それぞれの楽しみ方で音楽に慣れ親しんでいただいていると思います。
子供のときにしか感じることのできない感情や感覚があると思いますので、子供たちには、もっと気軽に音楽とふれあってもらいたいと思っています。
メンテナンスが必要な楽器を集めて、補修してそれを活用できるような仕組みがあれば良いと思います。そうすることで寄附したいと思っていただいた方々の気持ちも活かすことができると思います。
また、これは小諸市として取り組んでいきたいことですが、寄附をしてもらったことで生まれた「つながり」から、もっと小諸市に興味をもってもらい、応援してくださる方が増えていくような取り組みを行っていきたいです。
楽器だけではなく、同様の取り組みがもっと増え、広がり、地方創生へとつながっていくことも期待しています。
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楽器寄附ふるさと納税実行委員会
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